今回はちょっとまじめな話です。
昨年、この記事↓でもご紹介しましたが
文部科学省が、全国の公立中学校と公立高校の英語の先生に「英検準1級」以上※1を取得しなさいという目標※2を設定して、その取得率を都道府県ごとに毎年公表することになったのでした。
※1.「英検準1級」と同等の「TOEFL iBT 80点」以上、「TOEIC 730点」以上なども含む。
※2.各都道府県ごとに公立中学校で50%、公立高校で75%の教員が取得するよう目標設定した。
で、平成27年度(2015年度)の発表が先月ありましたので取り上げてみたいと思います。
とは言っても、文部科学省が発表していることをそのまま載せても意味ないので、発表されている都道府県別取得率を前年の取得率と比較してみました!
下の表で黄色く塗りつぶしたところが、前年と比べて改善した都道府県になります。
参照元:平成27年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省
なんと!
公立中学校と公立高校ともに、47のうち35の都道府県で改善していました! v(^^*) ヤッタネッ!
全国平均でみると、公立中学校は1.4ポイント伸びて30.2%、公立高校は1.9ポイント伸びて57.3%でした。文部科学省の目標値(公立中学校50%、公立高校75%)まではまだ道のりが長そうですが、先生方はきっととても忙しいでしょうし、そんな中で少しでも前に進んだことは素晴らしいことだと思います。
特に、宮城県・滋賀県の公立中学校と山梨県・奈良県・愛媛県の公立高校では10ポイント前後の改善が見られ
中でも特筆すべきなのは熊本県の公立高校!
なんと19.2ポイントという大幅な改善でした!
熊本県では試験団体と提携して検定料を割り引きして受検を促すなど、いろいろと施策を行ってきたようです。
ちなみにベスト3は以下の通りです。
福井県が2年連続のNo.1でした!
しかも、中学・高校でそろって目標達成したのは全国初です!!
ヾ(^▽^)/オメデトーゴザイマース!
おしまい。
英検準1級に合格してしまった小学生たち