昨日、新学習指導要領の改定案が文部科学省から発表されました。
今回発表されたのは2020年度から実施される小学校の案と、2021年度から実施される中学校の案で、それぞれの全ての教科について改訂案が示されていました。
しかし、もちろん私たちが注目するのは小学校の英語教育です!
今回の改定案のポイントを簡単にまとめてみました。
2020年度から実施予定の小学校英語教育・主な変更点
- 現在5・6年生が受けている「外国語活動」は3・4年生に前倒し
- 5・6年生は正式な「教科」とし、教科書で授業を行い
成績評価も行う。- 小学校で覚える英単語の目標数は600~700語
- 「三人称」や「過去形」などの文法も5年生から学習する
- 5・6年生の授業時間数は現行の2倍の年間70時間で
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の基礎を習得- 3・4年生の「外国語活動」は現行と同じ年間35時間
この改定案が実施されれば小学3~6年生でそれぞれ年間授業数が35時間も増えることになり、小学校6年間の総授業時間数は 「ゆとり教育制度(週休5日)」が導入された2002年以降で最大 の年間5785時間になります。
現時点でも決して時間的な余裕があるわけではないのに、この授業時間を確保するのはかなり大変なのだそうです。
夏休みなどの長期休暇を削ったり、朝・昼・放課後などの休み時間を削るなどして調整するそうですが、現場の各小学校は頭を痛めているとのこと。小学生も先生も大変ですね。
小学校で英語教育が充実していくことを私たちは歓迎します。
しかし小学生は他にも学ばなければならないことがたくさんあるのも事実。
やはり英語などの「言葉」は、もっと早い段階から触れさせてあげるべきだと思うのですが、いかがでしょうか?
以上、 2020年度から実施される新学習指導要領の改定案が文部科学省から発表!小学校の英語はどうなる??でした。
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