このブログでも何度かお伝えさせて頂いておりますが、文部科学省は全国の公立中学と公立高校の英語の先生に「英検準1級」以上を取得するよう求めていて、各都道府県ごとに一定の取得率が目標設定されています。
英語教員の英語力に関する文部科学省の目標
◆公立中学と公立高校の英語教員は「英検準1級」以上※ の取得を目指す◆各都道府県ごとの取得目標を公立中学で50%、公立高校で75%とする
※「英検準1級」と同等の「TOEFL iBT 80点」以上、「TOEIC 730点」以上なども含む。
そして都道府県別の取得率が毎年発表されていて、このあいだ平成28年度(2016年度)の発表がありました。
今回も文部科学省から発表されている数字を元に、各都道府県ごとの取得率の対前年比も表にしてご紹介させて頂きます。
下の表で黄色く塗りつぶしたところが、前年と比べて改善した都道府県です。
参照元:平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省
公立高校では、なんと42都道府県で改善が見られ、全国平均でも4.9ポイント上昇!
取得率は62.2%まで伸びました。
目標である取得率75%を達成した都道府県も昨年の6県から12県に大幅UP!ヽ(゚▽゚)スゴイネ!
一方、苦戦しているのは公立中学で、34都道府県で改善が見られるものの伸び率は全国平均で1.8ポイントに留まり、取得率は32.0%と奮いませんでした。
個別に見ると、公立中学では奈良県 9.3%up・徳島県 8.3%up、公立高校では大阪府 13.3%up・佐賀県 12.7%up・熊本県 11.1%upで大幅改善となりましたが、
逆に鳥取の公立中学で5.0%down、岐阜の公立高校で2.9%downと苦戦する都道府県もみられました。
ちなみに取得率ベスト3は以下の通りです。
福井県は香川県によって3年連続中高No.1を阻止されましたが、あいかわらず全国で唯一、中高そろって目標達成しています!
おしまい。